SAKURA

もうすぐ桜の季節


咲いて美しく、散って美しい

1つの花のため、こんなにも待ち焦がれる気持ち。
寒い冬が終わりを告げ、植物や生き物のエネルギーが満ち溢れる。
重たいコートを脱いで、身も心も軽やかになるこの季節、いつもより空を見上げる機会が多い気がしませんか?





日本の桜と世界の桜

日本には現在200種以上、分類方法によっては600種類もの桜があると言われていますが、
「桜」を想像すると、淡いピンク色のソメイヨシノがまず浮かぶのではないでしょうか。
桜は日本の国花であり、古くから親しんできました。
でも、さくらんぼの有名なお菓子やお酒があることを考えると、桜は世界中にあって愛されています。
美味しい実がなる桜は「実桜(ミザクラ)」の種類で花は白のみのようです。

愛でる

愛でる(めでる)には、美しさを眺めるだけではなく、
「味わい、浸り、慈しみ、感動する」という奥行きのある意味があります。
日本の桜は特に「愛でる」という表現がぴったりのような気がしますが、
世界各地で視覚、味覚、さまざまな形でとても愛されている樹木であることを実感します。

桜全般の花言葉は「精神の美」「優美な女性」
種類や国によって様々な花言葉があり、その土地独自の文化や捉え方を感じることができます。

春の訪れを喜び、身に纏う。これも愛でるひとつのかたち。