firefly

ホタル・蛍石・光る石


梅雨の切間の夕べ
ちょうど今頃、蒸し暑く風のない夜



ふわり、ふわり、と幻想的な光が舞う水辺
真夏ではなく、梅雨の合間の曇り、さらに新月なら完璧。
ほたる鑑賞に最適な夜です。


ホタルは世界に約2,000種、日本には約40から50種生息しています。
幼虫時代を水中で過ごす「水生ホタル」と、陸上の湿地で過ごす「陸生ホタル」が存在し、
水生ホタルは世界でも10種類ほど。


「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」はどちらも水生ホタルなので、
日本におけるホタルのイメージは、めずらしい方のタイプだったのですね。



fluorite


フローライト、和名・蛍石


加熱すると発光し、割れて飛び散る様子からその名前がついた蛍石。
緑、青、むらさき、黄、ピンク、MIXなど色彩豊かで、まるで琥珀糖のような美しさから
「好きな石」に挙げられることも多い、人気がある存在です。


不純物として希土類元素(レアアース)を含むものは、紫外線を照射すると蛍光を発し、
知れば知るほどその奥深さにはまっていく、魅力的な天然石です。



jems


光る石


ブラックライトで光る鉱石は他にも存在します。
琥珀やルビー、サファイヤ、ダイヤモンドも。
それらの中でも、太古の石油を閉じ込めた、ロマン溢れる天然石「オイルinクォーツ」。
透明な石の中に点在するオイルが、ネオンカラーに光る姿はまるで宇宙にもホタルにも。


太古の人々も見ていたであろう儚い光、
鉱石を通して繋がる、時の流れに思いを馳せるのも素敵です。





oil in quartz
光る石特集


* 蛍光反応には個体差がございます。